ヨルノサンポ団の日記

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1月30日 嘘の話(主宰)

先日、と言うには日が経ってしまったが、大学の同期とリモートで新年会をした。近況報告をする流れになって、思い付きで「嘘を一つ混ぜる」というルールを作ったら、思いの外楽しかった。
彼女ができたとか仕事辞めたとか、どんなエピソードを嘘としてでっちあげるかは様々で、こういう所に性格の違いが現れるのは言うまでもないだろうけど、聞き手は聞き手で、嘘かもしれないと思いながら聞く方が普通より気楽に聞けるのかもしれない。今頃になってそんな事を考えている。


上手に嘘をつくには、本当の事を混ぜるのがいいらしい。
この間、乙一の「小生物語」を読んだ。日記を本にしたものだが、これも例によって半分くらいは嘘で、感覚としては小説を読んでいるのに近い。最初から明らかに嘘だなと分かるものもあれば、後になってこれも嘘なのかと疑ってしまうような絶妙なものもある。作家の手腕というには大袈裟かもしれないが、一つのフィクションとして成立しているなと思った。


倣ったわけではないが、今日のブログも嘘を混ぜて書いてみることにする。
冒頭の新年会の話は人から聞いた話で、実際には参加していない。何のためにそんな嘘をつくのかと言われると何の意味もないけど。


そもそも意味のある嘘とか優しい嘘とかついていい嘘とか、改めて考えると誰が決めるものなんだろう。つく側に自覚がないものを嘘と呼ぶべきなのかとか、結果的に嘘になっちゃった、みたいな場合とか、そのあたりの定義はかなり曖昧な気がする。
何でこんなことを考えているのかというと別に意味はない。世間に対する意見とか持論とかでは全然ないです。これは本当に。




そういえば新しい団員が増えた。大学の後輩で、他の団員同様、それなりに長い付き合いになる。この間の公演で久々に顔を会わせたら、数年のうちに何だか雰囲気が一気に垢抜けていて驚いた。とはいえ中身はそのまま。とてもいい人かつ貴重な女性メンバーなので、嫌われないようにしないとなと思う。脚本は早めに書きます。


念のため最後にもう一度書いておくけど、ここまでの日記のうち半分くらいは嘘です。
答え合わせが必要なほどこのブログが読む人の生活を左右しているとは思えないので、いっそ全部嘘ということにしてもらった方がいいかもしれない。どちらにせよこんな文章は読んだところで毒にも薬にもならないだろうし。
でも自分が読み手の立場だったら、嘘だとなおさら時間を無駄にした感覚が強くなる気がする。ごめんなさい。

ちなみに主宰っていうのも嘘です。自由に書いていいと言質はとったものの、怒られないか今更になって心配している。
ごめんなさい。もうしません。これは多分本当。