最近の聖書の表紙がオシャレだった話(高品)
恐怖の疫病が蔓延して世界もなんかもう終わりみたいな感じなので、近頃の私は家に引きこもって聖書を読んで落ち着くことにしています。
私はノンクリスチャンではあるのですが、学生時代にカトリック系の学校に通っていたこともあって、聖書とか教会には馴染みがあります。
散歩中に神社の境内に入り込んじゃう人は結構いると思いますが、教会となると門をくぐるのにも中々勇気がいるものです。馴染みがあると割と気軽に入っちゃって良い事を知っているのですが、そこはやはり日本におけるキリスト教の浸透度の低さによるものでしょう。
自分くらいになりますと教会にふらっと立ち寄ることもありますし、聖書はパズドラみたいにアプリで読みます。
最近の聖書はアプリで読めるんですよね。しかもアプリ内のフレンドと聖句を共有したりファボしあったりできます。なんか時代を感じる信仰形態です。
この聖書アプリには1500以上の翻訳が載っていて、日本語訳も3つ以上載っているのですが、おそらく皆さんが使っているのは新共同訳の聖書が多いんじゃないかと思います。
新共同訳は教会一致運動の流れに沿って、カトリックとプロテスタントの超教派のグループによって翻訳されたもので、最初の出版から30年以上を経た現在、最も普及している聖書です。私も学生時代からこれを使っていますし、日本語訳聖書界の真打といったところだと思います。
という風に聖書事情に疎かった私は思っていたのですが、知らない間に聖書界に新星が現れていたようです。
それがこちら、聖書協会共同訳聖書です。
オシャレです。非凡な十字架のデザインが過去の聖書翻訳達とは一線を画しています。それもその筈、新共同訳から30年の時を経て完全に0から翻訳した新訳なのです。聖書学者や日本語の専門家が、親しみやすくも格調高い文章を目指した一大翻訳事業の末に完成した聖書がこれなのです。
しばらく離れているうちに、こんな聖書が完成していたとは。読んでみたいのは山々なのですが、少々問題があります。
無料の聖書アプリにまだ収録されていないのです。そして高い。翻訳が違うとはいえ、内容を知っている本に3000円以上は出しづらいのが正直なところです。
というわけで、聖書の新訳の表紙がオシャレだったけど別に買ったりはしなかった話はここで終わりにしたいと思います。聖書をまだ読んだことないよという方には、ちょうどいい機会だと思いますのでぜひ購入を検討していただければと思います。
私はこれからもアプリで新共同訳を流し読みする生活を送ろうと思います。では皆さま良き自粛ライフを!
それでは!