ダイソン球とばったり出会う、ランダム生活のススメ（高品）

私たちが生きているこの高度な情報化社会の中で、洪水のように溢れる情報から身を守るために必要な能力があるとすれば、それは取捨選択の能力だといえるでしょう。

今目の前のSNSを開けばマスメディアのニュースと政府発表、個人の愚痴やタレコミが混在し溢れかえっています。このるつぼの中に手を突っ込んで、まともな情報を掴むのはひどく困難です。まともの定義もよく分かりません。

まともだとかまともじゃないとか、そもそも全部主観の話な訳ですし、いちいち情報を探しにSNSを開いて、自分好みの話題を見つけて悦に浸るのにうんざりする時もあるわけです。だってもうそれぞれの好みの話なわけですからね。

とはいえ前段でも申し上げた通り今のご時勢、情報は自分から積極的に取りに行き、正しく取捨選択しなければなりません。情報提供者のバイアスとそれを受け取っている自分自身のバイアスも考慮して正しく謙虚にまともにです。めんどくさいです。

これらの懸念を解消できる、可能な限りバイアスのない情報源はないものでしょうか。

突然ですが、彼の名前はダイソン球といいます。恒星を包み込むように太陽光パネルを置いたら凄い。みたいな大変マッシヴな発想の、SFなどに登場する構造物です。

僕と彼との出会いは、いらすとやのランダム表示にあります。最近のサイトには記事やイラストをランダムに表示する機能がついている事があるのです。そうです。僕がバイアスの少ない情報源として皆様にオススメするのは、このランダム機能を積極的に使う方法なのです。

僕はダイソン球と出会うまで、彼ほど豪快なエネルギー源を知りませんでしたし、SFのエネルギーには全く興味ありませんでした。しかし今は、彼の人となりについてなんとなく分かって来ましたし、これから彼についてより深く理解できるだろうという楽観にも似た期待感があります。ついでに彼の親戚とかも気になります。

ランダム機能を使うことで、自分の中に何の取っ掛かりもない情報と出会うことが出来ます。偶然出会った情報とその周辺をより深く調べることは、自分が全くの新天地に旅をしに来たような、新鮮さと清々しさが味わえる行為なのです。

実際のところはランダム表示される範囲にも偏りは存在するので、完全なくじ引きで情報を得ることは出来ないのですが、自分の情報収集がちょっと偏ってるかもしれないとお悩みの方はぜひ試してみてください。自分の死角から突っ込んでくる情報はきっとエキサイティングだと思います。

最後にオススメのランダム機能を持つサイトをご紹介します。wikipediaです。おまかせ表示というランダム機能があるのですが、未知の情報をそのまま調べられるので非常に便利です。

先程試しに押してみたところ、キャイ〜ンが昔やっていたラジオ番組とフランスの片田舎の町に出会いました。今からこの２つの情報をより深く調べますので、今日はここら辺で締めさせて頂きたいと思います。

それでは！