ヨルノサンポ団の日記

演劇集団のゆるい日記!twitter(@yorunosanpo0315)も!

twitterで面白い記事を見かけた(るーにー)

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なるほど、面白い。

 

まず、下側の記事について筆者の拙い知識でわかる範囲のことを記載しておこう。この記事は半分正しくて半分誤りであり。この方は、恐らくフォンタン手術を引き合いに出してこのことを述べられている。元々、静脈圧のみで肺への血流が問題なく届くことは1950年代からわかっており、これに対して1971年にフランスのフォンタンが、右心房から右心室への経路がない(三尖弁閉鎖症)子供に対して、大静脈を肺動脈につなぐ手術である。f:id:yorunosanpodan:20200414221526p:plain

 

まあ、確かに術後10年で94%の生存率,84%の術後合併症非発生率との報告もあり、そこまで問題なさそうな雰囲気もある。ただ、これには大きな問題点がある。小児の手術であるため、術後長期の成績が最近出てきているのだ。例えば、10年以上経つと30%以上で心機能低下、20年で50%以上に不整脈、30%以上の肝硬変、血小板活性化という様に様々な遠隔合併症が指摘されてきている。

と、いうことを踏まえると、1心房1心室でいけるというのは暴論であると思われる。

 

1つ目のツイートについてはなんともいえない。確かに、人の進化における臓器の発達の仕方は大きく分けて2通りである。1つは建て替え型。元あった臓器を進化の過程で捨てて、新しいものを作る。例えば肺はえらを捨てて、肺という臓器を手に入れた。他に腎臓も同様である。もう一方は建て増し型。元あった臓器に新しい構造を付け加えて進化するものである。例えば心臓、脳があげられる。当然、建て増し型は新しい構造と古い構造の境目に問題が発生しやすくなり、例えば不整脈などが生じやすくなる。

 

結局一番遺伝の保存という観点で有利だから今の構造に行き着いてきたのではないのだろうか。と、考えるとパッチでしのいでうまく行ったものが残ったというところなのか。うーんわからない。