ヨルノサンポ団の日記

演劇集団のゆるい日記!twitter(@yorunosanpo0315)も!

5月8日 GWが終わっちゃった(浅野)

お久しぶりです。主宰の浅野です。

GWが終わった。とても外に遊びに行ける状況じゃないし、なんやかんや仕事もあったので、連休感が薄かった。去年もこんな感じだったと思う。まさか1年後もこんな世の中のままだとは思わなかった。誰かが凄いワクチンをすぐにつくってくれるだろうと思っていた。他力本願で情けない。

 

家にいるので、テレビからNETFLIXまで色々と見れていて、それは楽しい。

今期はドラマがめちゃくちゃ面白い気がする。面白くない?「コントが始まる」「大豆田とわ子と三人の元夫」「きれいのくに」「今ここにある危機とぼくの好感度について」「生きるとか死ぬとか父親とか」、、私は、1クールに1作品しか毎週ちゃんとドラマを見るキャパシティを持てない怠惰な豚なので、ほとんど完走できないだろうなと思い、なぜか今から暗い気持ちだ。

特に「コントが始まる」が20代後半の自分に共感できることが多くて毎回見入ってしまう。映画「花束みたいな恋をした」もそうだったけれど、自分の年代で共感できる作品が増えた気がする。そういう年齢になったということなのか。

 

NETFLIXでは「ストレンジャーシングス2」を見ている。1を見てから大分時間が経ってしまった。いつ見たのか覚えてない。「こどもたちが暮らす日常のすぐそばに裏側の世界がある」というコンセプトでもう惹かれる。個人的には、この作品はホラーだと思っていて、ただ化け物が出てきたりするだけじゃなくて、静かだけど本当に怖いシーンがいくつもあって目が離せなくなる。デヴィッドリンチの「マルホランド・ドライブ」という映画が大好きなのだけど、それと同じような、夢に出てきそうな怖いシーンがあってゾクゾクする。怖いものを見たくなるのはなんでだろう。

 

最後に、ヨルノサンポ団でラジオをはじめたので、良かったら聞いてみてください。自分たちのためにやっているけれど、聞いてくれたらそんな嬉しいことはない。毎週水曜20時更新です。


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一人芝居をやります(主宰)

ご無沙汰しています。Twitter動画もあげてないし、ブログも書いていないので、せめて演劇はやろう、ということで、3月21日(日)20時にyoutubeに無料配信する形で、オンライン公演をやります。

大阪の劇場ウイングフィールドさんが主催するWING CUP参加公演です。

 

この公演は、なんと、一人芝居です。

一人芝居は、大変です。だってやったことないし、なんてたって一人しか出てこないし。

なんでそんなことをやることになったかというと、きっかけはコロナです。元々は役者が複数人出る脚本が出来てたんですが、稽古スタート予定の1月は、感染者数がなんだか嘘みたいに増えていた時期でした。コロナという感染症自体が未だに嘘みたいで実感がないけれど。ただ、実際には苦しんでいる人が沢山いるわけで、とてもじゃないけど他府県に住んでいる役者を集めて、狭い稽古場ででかい声ださせるような真似はできないなと思い、一旦公演を中止にしました。

でも、なんかやりたいなあということで、一人芝居をやることにしました。これなら、役者同士の感染リスクはない。なぜなら一人だから。

もちろん、だとしても、感染リスクは至るところにあるので、万全の注意を払いながらになってしまう。本当に早く収束してほしい。

 

そんな経緯もあって、脚本があがったのが2月末でした。時間なさすぎて笑っちゃう。そして、一人芝居ってどうつくればいいのかわからない。笑っちゃう。役者の川村くんをはじめ、みんなで笑いながらつくっています。

 

楽しい日曜日の30分にしたいと思っています。21日(日)20時、よければご覧ください。配信URLなどはTwitterでまた告知します。ヨルノサンポ団のyoutube登録してもらうのが一番良いかもしれません。さっき見たら登録者数は17人だった。思ったより多い。

サバイバル動画"Naked and Afraid"の話(代表)

先日のダイエット動画の最後で少し書いたが、"Naked and Afraiid"という米国のドキュメンタリー番組を見るのにはまっていた時期がある。この番組は面識がない男女2人が裸で荒野を21日間生き延びることができるかというものである。服がなければ、食事・水もない。当然住処もない。この番組を見てから日本の無人島企画番組とかを見るとお遊びに思えるくらい過酷なものである。ただ日本でこの番組をやることは難しいだろう。テレビ局に抗議の電話が殺到しそうな気がする。

 

なお、youtubeで見ることができるし、日本語版もあるので興味があれば見てみてほしい。

 

スタート時点で1人ずつアイテムを持ち込めるのだが、ナイフとファイヤースターター(火打ち石みたいなもの)とお決まりだ。幼い時に無人島に持っていくなら何がいいという話をしたことがあるけど、親にナイフって言ったら奇異な目で見られた記憶がある。幼かった妹がキティちゃんのコップといって和んだことも覚えている。

サバイバルに自信満々な人が鍋を持ち込んだ回があったけど、この時はぶったまげたけど、その人は案の定脱落した。

 

見ればわかるが、本当に過酷なのだ。水、食料、住居、虫、猛獣、天候、病魔、自分たちの想定を上回る自然の脅威が襲ってくる。そして、どれだけ文明の進歩が素晴らしいかを身をもって体験できる。

 

個人的には映画の"I am legend"みたいに一人ぼっちになった時の想定もかねてこの動画をみているが、自分は速攻で死ぬなと思う。

 

さらに面白いのは、過酷な環境に置かれた人の精神面の変化である。人というのはいとも簡単に精神が壊れていくことが理解できる。どれだけ睡眠や食事が精神の安定に重要かもこの動画を見ればよく理解できる。開始時点で自身満々に生き抜けると豪語している人たちが数日で泣きわめくようになる。

 

興味深いのは、開始時点で豪語している人ほどサバイバル能力が低く、あまりいないが謙虚な人ほどサバイバル能力が高いことだ。

 

うーん、謙虚に生きねばな。

ダイエットの話(代表)

我が団には主催と代表という2つの役割がある。が、特に名前が違うだけだ。あだ名みたいなものだろう。

 

緊急事態宣言下なので、団としてどういうことをしてくかを再度会議した。目下の目標は色々なものを作ってコンテンツを増やすことにした。そのうち、いくつか皆様にお見せできそうなものを作成している。見ていただけたら嬉しい。

 

今年度に入って3kgくらい太ってしまった。コロナというのもあるが、肥満は万病の元である。主催に至っては肥満のために睡眠時無呼吸症候群になってしまっている。

 

そういえば、睡眠時無呼吸症候群は英語でsleep apnea syndromeといい、頭文字をとってSAS(サス)と呼んでいる。照明でのスポットライトは演劇界隈ではサスと呼ぶ。面白いなと思っていたけど、誰にも理解されないから黙っていた。ここに書いとこ。

 

肥満になると、脂肪成分から血圧上昇に関連するホルモンが出るため、血圧が上がる。また、コレステロールが増えたり、糖尿病になったりする。こういったものは健康診断で指摘されるかもしれないが、あまり症状がないため放置されている。ただ、少しずつ体を蝕む。具体的には血管が傷んでいく。傷んだ結果は元に戻らない。そしてある日、心筋梗塞脳卒中になり命を落とす。人によっては透析になるが、透析に行き着くことができる人はある意味幸運である。透析になるほどの血管年齢の人はその前に大抵亡くなるからだ。

 

人類の歴史は食を探す時代が圧倒的に長かったため、現代の飽食環境に体が適応していないのだろう。やはり、自分の体重を見直す必要があるなと思い、ダイエットを決意したのが2ヶ月前だ。世の中には色々なダイエットがある。朝バナナダイエットという名前のものがあった気がする。ただ、あまり細かいことは知らない。

 

最初は、体重計に乗りながら、あすけんというアプリを導入した。このアプリはなかなか優れもので、食べたものから栄養のバランスを指摘くれるのだ。ただ、続かなかった。これは続けられたらかなりいいアプリであることは間違いないのだが。

そこで、自分は原始人と思うことにした。今は飽食の時代ではないと思うことにしたのだ。これが、原始人ダイエットである。原始人の食の生活を思い出した。朝起きたら家に食事はきっとないのだろう。そもそも誰が1日3食などと決めたのだろうか。調べてみると江戸中期くらいなようで、それまでは1日2食だったようだ。

 

あとは簡単だ。1日の食事回数を減らした。

 

みるみる体重が減り、2ヶ月で5kgほど減った。

 

我ながら馬鹿みたいなダイエットだ。基礎代謝が確実に落ちており、これほどリバウンドしやすいダイエットはないだろう。一応、筋トレを必死にやって基礎代謝をなんとか維持しよとしているが、数ヶ月後にリバウンドの報告をすることになるかもしれない。

 

真似しないでほしい。

 

そういえば、youtubeアメリカの企画だったかな、裸の男女が21日間サバイバルする動画がある。結構面白い。それを見てると、21日間で10kgとか平気で人は痩せる。やはり、食への感謝は忘れてはならないと思うのだ。

 

1月30日 嘘の話(主宰)

先日、と言うには日が経ってしまったが、大学の同期とリモートで新年会をした。近況報告をする流れになって、思い付きで「嘘を一つ混ぜる」というルールを作ったら、思いの外楽しかった。
彼女ができたとか仕事辞めたとか、どんなエピソードを嘘としてでっちあげるかは様々で、こういう所に性格の違いが現れるのは言うまでもないだろうけど、聞き手は聞き手で、嘘かもしれないと思いながら聞く方が普通より気楽に聞けるのかもしれない。今頃になってそんな事を考えている。


上手に嘘をつくには、本当の事を混ぜるのがいいらしい。
この間、乙一の「小生物語」を読んだ。日記を本にしたものだが、これも例によって半分くらいは嘘で、感覚としては小説を読んでいるのに近い。最初から明らかに嘘だなと分かるものもあれば、後になってこれも嘘なのかと疑ってしまうような絶妙なものもある。作家の手腕というには大袈裟かもしれないが、一つのフィクションとして成立しているなと思った。


倣ったわけではないが、今日のブログも嘘を混ぜて書いてみることにする。
冒頭の新年会の話は人から聞いた話で、実際には参加していない。何のためにそんな嘘をつくのかと言われると何の意味もないけど。


そもそも意味のある嘘とか優しい嘘とかついていい嘘とか、改めて考えると誰が決めるものなんだろう。つく側に自覚がないものを嘘と呼ぶべきなのかとか、結果的に嘘になっちゃった、みたいな場合とか、そのあたりの定義はかなり曖昧な気がする。
何でこんなことを考えているのかというと別に意味はない。世間に対する意見とか持論とかでは全然ないです。これは本当に。




そういえば新しい団員が増えた。大学の後輩で、他の団員同様、それなりに長い付き合いになる。この間の公演で久々に顔を会わせたら、数年のうちに何だか雰囲気が一気に垢抜けていて驚いた。とはいえ中身はそのまま。とてもいい人かつ貴重な女性メンバーなので、嫌われないようにしないとなと思う。脚本は早めに書きます。


念のため最後にもう一度書いておくけど、ここまでの日記のうち半分くらいは嘘です。
答え合わせが必要なほどこのブログが読む人の生活を左右しているとは思えないので、いっそ全部嘘ということにしてもらった方がいいかもしれない。どちらにせよこんな文章は読んだところで毒にも薬にもならないだろうし。
でも自分が読み手の立場だったら、嘘だとなおさら時間を無駄にした感覚が強くなる気がする。ごめんなさい。

ちなみに主宰っていうのも嘘です。自由に書いていいと言質はとったものの、怒られないか今更になって心配している。
ごめんなさい。もうしません。これは多分本当。

1月23日 2021年(主宰)

ついこの前、年が明けたと思ったらもう1月23日だ。馴染みのなかった2021年という言葉にも少し慣れてきて、よそゆきの感じがしなくなった。正月のときは新年感があったけど、もうあんまりない。色々と決意した気もするけど、日常に戻ってしまっている。

日常でもないか。緊急事態宣言が出て会社はピリピリしているし、休日は人に会えない。出社したとき、ランチも一緒に行かなくなった。こうなってみると、意外と会社の人とのランチが楽しかったことに気づく。めちゃくちゃ仲がいいわけでもないし、凄く盛り上がるわけでもないけど、仕事の合間になんとなく外に出て喋りながら食べるのは楽しかったんだなと思う。寂しい話だ。

 

会社では、子どもの受験の話で盛り上がっている。親の立場で受験を考えたことがなかった。立場が違うと見え方が全然違う。当然、親の方が圧倒的に色々なことが見えてるのに、当事者である子どもの判断を優先できる親は立派だなあと思う。結婚もしてないのに、どの立場で言ってんだよって話だけど。

 

ドラマ「俺の家の話」を見る。これも親と子どもの話。宮藤官九郎脚本。高い期待を遥かに超えて面白い。最近はドラマを見ようと思っても途中でなんだか疲れてしまって全部見れなかったけど、これは見れた。面白いなあ。長瀬智也が魅力的すぎる。天性のものは当然として、色々なものの積み重ねなんだろうなあ。毎週の楽しみが出来て嬉しい。MIU404のときもそうだったけど、こういうドラマが1クール1本あると、週に1度楽しみができるからありがたい。

 

 

 

 

 

コロナワクチンって結局どうなの? るーにー

結局、ブログをサボってしまった。でも、まあいいかという気持ちも少しある。

 

ところで、最近コロナワクチンが話題だ。ワクチンを打って高齢者が死亡などのチープとも言える見出しをネットニュースで見かけた。ところで、実際のところ現在のコロナワクチンはどういった現状なのだろうか。

 

多くの方はお気づきであろうが、ワクチンには多大な利権が絡むため、偽情報が多い。できる限り世界的に有名な医学雑誌からの情報を記載するように試みるが主観が入ってしまった場合はご容赦いただきたい。

 

現在世界では多数のワクチン開発が行われているが、3大ワクチンとされているのが、Pfizer社、Moderna社、AstraZeneca社のものである。これらのワクチンは既に大多数の人間への接種を行いその効果について論文になっている。原著を読みたい方は以下を参照いただきたい。なお、いずれも会社の報告ではなく、有名な医学雑誌記載の論文である。

 

Pfizer社:

https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2034577

Moderna社:

https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2035389

AstraZeneca社:

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)32661-1/fulltext

 

結論からいえば、Pfizer社、Moderna社のワクチンは18歳以上の成人に対して95%以上の予防効果(AstraZenecaは60-90%)を示している。例えば、Pfizer社のワクチンでは2万人ずつワクチンを打つ群とただの水を打つ群を用意し、一定期間観察したところ、ワクチン側では8人、水側では162人がコロナに感染した。同じような結果がModerna社のワクチンでもわかっている。

つまり、打たなかった場合に生活してた時、100回かかるコロナに対して5回しかかからなくなる計算である。

 

次に、副作用の方はどうなのだろうか。上記の論文でも著名な有害事象は報告されていない(AstraZeneca社は脊髄炎の報告があったか)が、本当に副作用がないかは不安になるところであろう。

 

おめでとう、日本の諸君。アメリカが先にワクチンを大量に接種して実験してくれている。

 

www.cdc.gov

アメリカのCDC/FDA(疾患予防センター、健康食品局 要は、国の偉い機関)がしっかりとデータを発表している。

 

これは、アメリカでPfizer社のワクチンを2020/12/14-12/23に189万人に接種した後の短期的な副作用のデータを出している。

副反応は4000例程度(0.2%)(副反応とは赤くなったり熱が出たり、アレルギー症状が出たり様々なものを含む)、重篤なアレルギーは175例で、そのうちアナフィラキシー(アレルギーの強い版)は21例(11.1例/100万)であった。なお、死亡報告はなかった。

 

上記までが現時点で出ている有名な客観的データである。ここからは個人的な主観を述べていきたい。

 

まず、現時点で接種をためらうような副作用のデータはなく、個人としての予防効果は十分と言える。ただし、ワクチンとはいつの時代もそうだが、かからなくなるわけではないということには注意が必要だ。また、アメリカのデータを見ても短期的な副作用は軽微なものを含めたとしても、0.2%程度である。とはいえ、個人のレベルで考えれば現時点でのデータでは打たない理由が全く見当たらない。

 

次に社会的なレベルの視点で考えよう。集団免疫をこれにより獲得できるかは不明と言わざるを得ない。予防効果が70%以上であれば集団免疫的価値あり、50%以下の予防効果のワクチンは打つ価値がないという報告を読んだことがある気がするが、どこまで新型コロナに当てはまるかわからないため、不明といえよう。

なお、子供についてはデータ不十分で接種については不明としておく。

 

最後にわかっていないことに関して述べておこう。まだ未知の重篤な副作用がないとは限らないという点、あとは抗体依存性感染増強作用が存在するという点が挙げられる。前者は、まだ見つかっていない副作用が存在する可能性がある。それは、今後ゆっくりと現れるものかもしれないし、沢山の人間に打った時に出てくるものかもしれない。ただし、確率は非常に低いものなので、現時点のデータからは慎重に様子を見るしかないとしか言いようがない。後者はやや専門的な内容だが、コロナワクチンがコロナの変異などによって効果を示さない場合に、逆にワクチンを利用して、コロナウイルスにかかりやすくなる可能性がある。(現時点では報告なし)

専門的にはantibody-dependent enhancementというのだが、知らない医師も多いと思うし、知る必要はない。一応、デング熱、はしかのワクチンで報告がある仕組みだ。

 

ただ、結局のところワクチンができたとしても、社会的な協力は不可欠といえよう。95%の予防効果ということは、5%はかかるということは忘れてはいけない。終息のためには、社会的協力とワクチンの2本柱が必要だろう。

 

ただ、ワクチンを打つ頃には、きっと皆の自粛の力によって感染者が減っていくと予想する。そのため、ワクチンの効果を日本人はあまり実感せず、ワクチンとか効かないよね、という記事がまた横行すると思うと、居た堪れない気持ちになる。