コロナの薬はまだまだ闇の中 るーにー

さて、最近ブログさぼり中の我が劇団である。動画を作っていたため皆忙しかったのだ。なお、筆者は感想を言うだけの役目だった。なかなか感想を言うのも忙しくなるものなのである。

レムデシベルという薬が国内でコロナのために承認された。一般の報道ではレムデシベルやアビガンがあたかもコロナに効くかのように言われているが、これらの効力はまだわからないというスタンスが正解だと思う。

なんなら、アビガンについては日本の薬だからか、報道から大人のドブの匂いがする。

ところで最近悲しい論文が発表された。中国から、レムデシベルがさほど有効でなかったという論文だ(Lancet 2020 Apr 29)。

念のために述べておくが、Lancetというのは医学４大雑誌の一つなので、中国の論文だから信憑性がないとかいう非科学的な主張はまかり通らない。

この論文ではレムデシベル投与によって、軽快までの期間は統計学的に短くなることはなかったとしている。ただし、中国はコロナがある程度収束していることもあり、人数が足りていないという点や、早期に投与すれば効く可能性はある。

なので、これだけでレムデシベルが効かないという証明には全くなってはいないが、夢のような薬でもないという気はする。

日本人が大好きなアビガンの運命やいかに。（実は逆効果でしたとかいうオチも全然あると筆者は思っているのだが）